取り散らかしておりますが、楽しんでいただければ幸いです。 アニメとか漫画について、だらだらとお話してます。
カテゴリー「X」の記事一覧
- 2025.04.19 [PR]
- 2010.09.27 あなたがいるから。
- 2010.09.26 しあわせの可能性。
- 2010.09.25 X11〜12巻で星史郎さんの昇ってたとこ。
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小粒の雨が陽の光に透けながら降っていた。
目の前を歩いていた小鳥が、ふわりと振り向いて言う。
「ねえ、神威ちゃん」
「神威ちゃんは天国ってどんなところだと思う?」
…知らない。
行ったこともなければ、行きたいとも思わないから。
「きっととても綺麗なところね」
くすくす、と小鳥は笑う。
手のひらで何かを掬うようにして。
「見て」
「雨が小さな光みたい。ほら、つかまえた」
小鳥の目には何が見えているんだろう、と思ったそのとき
彼女は今日一番の笑顔で空を差して言った。
「神威ちゃん、ここなのね」
え?
「光がこんなにたくさん降り注いでキラキラしていて」
「神威ちゃんが居るのだもの。だから」
「ここが天国なのね」
そう言って笑う小鳥は、光に透けて今にも溶けてしまいそうに見えた。
霧雨ではなくて、小さな粒の雨。
おひさまの光と雨粒を見ると、なんでだか小鳥ちゃんが浮かびます。
…今日の雨は冷たかったですねー寒いー。
私が描くと、観鈴ちんが混ざってしまうのです…orz
6巻を見ると、ついつい桜塚さんに目が止まってしまって困りますw
(桜塚さんって何だか斬新だ…)
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とあるゲームをやっていて。
とても不遇な境遇のキャラクターがいるのですが、
その人物が「世界は一つではない」ことを知り、
無限にある世界の中に、幸せになれた自分が居たことを理解するというお話があったんですね。
「ここじゃないどこかに」「幸せな自分がいたんだ」と。
どこかに幸せな可能性があったのかもしれない、と思うこと。
それは「現実逃避」とも言われかねないし、
もしかしてちょっと宗教っぽい(神頼み的な?)ような気もするけれど、
否定することではないです。
願いとか祈りとか、精神的なものは科学的にどうこう言うものじゃないですものね。
人の心は脆いけどちゃんと自己防衛できるようになっていて、
例えばこれが本当の話ではなく、
彼(彼女?そういや性別明かされてない)の心が作り出したものだとしても、
それは「心」を護ろうとしているってことですから。
…外に向かって言うと、色々と齟齬が生じてきますけど、
自己完結している分には問題ないんじゃないかなーと。
本来はそこに逃げ込んでいてはいけない、とかそういう話になるのでしょうけど、
フィクションですからそこはそれ。
「現在の世界に居る自分」は不幸だけれども、
「どこかの世界に居る自分」はこんなに幸せそうだ。
だから、「現在の世界の自分は」たとえ不幸に死んでしまったとしても、
その幸せの可能性を信じることで
どこかにいる「幸せな自分」へ希望をつなぐことが出来るのだ。
「幸せな自分」の「幸せ」を祈って安らかに在ることが出来るんだ。
…ってお話だったと理解しているのですが、
良かったと思うような、哀しい気持ちのような、
でも、心のどこかに小さな灯りが灯った気持ちにもなったのでした。
「希望」はどんなどん底にあっても、優しく暖かいもの。
Xは神威が「結界」を創れないことに何か大事な意味がありそうです。
「地球」にとって天の龍の言い分と地の龍の言い分の
どちらがいいのだろうか、と考えるシーンもあったように思います。
(皆さん、あまりにも自分の周りのことに振り回されてるけど、確か「地球がこわれる」とかそういう話でしたよね>X)
「地球」を護るような結界を張れたとき。
全てがハッピーに向かってくれないかなあと、無謀な希望を持っているんですが。
テレビ版の球体の結界を思うと、地球丸ごと包むような?そんな感じの。
そして、映画ともテレビとも違って、
いっそのこと全てが元通りっていう、超ご都合主義大団円はどうよ?って夢見たりします。
亡くなった人も生き返っちゃえ!(……ゲーム脳過ぎですね……ループとかリセットとか)
どこかに居る幸せな自分とすれ違うことがあるとしたら、
と思いながら落書きをしました。