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取り散らかしておりますが、楽しんでいただければ幸いです。 アニメとか漫画について、だらだらとお話してます。

   
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貴方の「特別」になれますか、がトークのタイトルだった。
1996年9月発行の本の星ちゃんバージョン漫画の台詞のみを抽出。
星史郎さん1人語りですから、本当に彼の台詞だけしかありません。
出ずっぱり。
(昴流くんは背景的にだったり、幻影として出て来て泣いてたりはしますが本人ではないし)

タイトルは「PARALLEL LINES」。平行線、ですね。

以下、長いのでたたみます。

人の想いは 測れないものです
量も 質も 形も
誰にも分からないことです

誰かを好きになり
相手にも好きになってもらいたい

…そんな事は自分勝手な気持ちです

例えば 北都さんは昴流くんのことを
本当に大切に思っていました

はたで見ている僕にも『分かる』くらいに

でも
北都さんが『昴流くんを好きだという気持ち』と
昴流くんが思う『自分を愛してくれる北都さんの気持ち』は
似ているけれど 決して同じではありません

人の『想い』は 誰にも分からない
時に自分にだって

そんなやっかいな
『感情』というものなら
僕はいりません

持っている人たちを
羨ましいとも思いません

こう言ったら貴方は
悲しむでしょうか

貴方の持っている『優しい』気持ちは
僕には きっと理解できないでしょうね

僕は貴方に『特別』執着しているわけではありません

貴方は『嘘』がつけない人
僕は『偽り』を生きるもの

共通しているのは『真実』が ないこと

『想い』で
人がどれだけ変われるのか

どこまで人を動かせるのか

それを 見せて下さい

……ひとつぐらい

人生に『楽しみ』があっても
構いませんよね 昴流くん


この本の裏テーマは『特別』について、でした。
裏表紙で星史郎さんが「『とくべつ』を おしえてほしい。」とか
寝言を言ってますが…そんなことは思ってない…だろう?

昴流さんサイドの漫画は運命には抗うんじゃー!な昴流さん。
「僕は負けない 貴方にも 『運命』という名の幻にも」
うん、強い昴流さんが好きなんですね(描けないけど)。
で、星史郎さんは
「御自由にどうぞ 僕は逃げも隠れもしませんから」とか言ってます。
(5年も姿をくらませといて!)

でも「僕が殺します」って昴流さんが言ってるのに「貴方が 僕を?」って
信じてなさげな顔をしてる(本人はそのつもりで描いてる)ので
うん…この時点の私は「星史郎さんは昴流さんに人殺しができると思ってない」スタンスで描いていたんですね。
でも「殺します」とか言いながら、心の声は
「どうすれば…… 僕はどうすれば この人の 『特別』になれるだろう」
だったので…えと、「好き」ってだけに拘らずに、
何かこの人の心に留まる存在になりたかったんじゃないかな、と思います。
これは今でも同じ気持ち。

その前の本(1996年6月発行)は『変わる』と『瞳』がテーマでした。
(ASUKA本誌で中野サンプラザで2人が再会した頃です。確かこれで盛り上がって本を作ろうという流れに)
まさかあの後、昴流さんの目が…とは予想だにしてませんでした…もっと自分を大事にしなさいっ。

星史郎さんの瞳に最期に映る存在になりたかった、と思う昴流さんと
自分を呼ぶ昴流くんの声が『呪』となって耳に残っている。だから僕は貴方のことを忘れないのですかね、とか思ってる星史郎さん。
そんな2つの話でした。

そこの作品トークに書いてあったことから抜粋。

『AMBIVALENCE(1冊目の本)』を作った時に、相方さんの小説と私の第1稿目でダブった内容があったんです。『昴流は星史郎に殺されたがっている』…ちょっとニュアンスがきついかな…でも、あの『賭』のシーンで昴流は『殺されてもいい』と思っているように感じたんですね。
21歳になった彼は、もっと積極的に星史郎と対峙しようとしている気がするから、『殺されようと』しているとは思いません。ただ、決着をつけたくて、そしてもし星史郎の身に何か起こるとしたら、その場にいるのは自分でありたいと思っているのではないかと、今は感じています。

ふむ。原作とは色々違ってますが、これはこれで面白いです。
リアルタイムで連載されている作品の二次創作は、
原作と全く展開もあり得て、それがまた楽しいなあと思うのです。
(原作を踏まえて全く違う展開にするのとはちょっと違って、スリルがあるというか)

で、昨日〜今日にかけて夜中に「特別」とか「変わる」について
だらだら長々考えてしまってたんですね。

自分の基本スタンスはどこだろう、とか。
基本スタンスを踏まえて、あれこれパラレルにして遊んでみようかな、と
やっとそこらへんまで感覚が戻ってきましたー。

昨夜のことはまた改めて。

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