「は」とか「を」とか。

（似てるとか似てないとか、もう気にしない東バビ1999絵…2.5次元？）

僕が貴方「を」殺します

　と

貴方「は」僕が殺します

の違いについて考えていた、ここ２日。

よく出てくるこの台詞たち（…と言うと嫌なお話のようですが）。

そう言えばこの「貴方は僕が殺します」は誰が最初に言ったの？と思って探してみたら。
東京BABYLON『END』で星史郎さんが昴流くんに言っていました。

何となく、昴流くんの台詞だというイメージが強かったので意外でした。

その昴流くんは同じ『END』で
「あの人だけは僕が……殺します」
と言うのですね。

「僕が貴方を殺します」だと、「僕」に重きがおいてあるような気がします。
僕こそが、僕のために、貴方を殺すのだ、みたいな感じ？

「貴方は僕が殺します」には、対象が「貴方」でなくてはならない、という強さを感じます。
貴方だからこそ、貴方だけを、僕が殺すのだ、ってな。
（うーん、うまく言えてないなあ）

後者の方が執着めいたものを感じて、心に強く響くのかな、と思った。

1999の東根作昴流さんは、原作の『START』の昴流くんぽくて好きなのです。

ビデオはしばらく見ていないので、ドラマCDの印象ですが
とても21歳の昴流さんイメージにぴったりだと思います。

「え…」とか「いえ」とかいう台詞の息づかいがとても好き。

1999の昴流さんは星史郎さんを憎んでいるようだ、と思っていましたが、
最近…Ｘの結末の根底はここに既にあったのではないか、と思うように。

星史郎さんに殺された幼女と、愛するご主人を殺された未亡人。
二人とも星史郎さんを「好き」だと言います。

幼女は「星ちゃんに殺されて良かった」と言い、
未亡人は「あの人に遭いたい」と。
二人とも星史郎さんになら殺されてもいい（殺されて良かった）と言うのです。

特に未亡人は、大事な人を殺されたという同じ境遇でありながら、
「私はあの人に遭いたいの」と言い、そこが貴方（昴流さん）と違うなどと言います。
……でも、本当は一緒なんだよなあ……と聴いていて複雑な気分に。

桜塚護に関する記憶を全て消すから、彼女を殺さないでくれと頼む昴流さんは、
未亡人の命を守りたい正義の人にも見えます。
（というか、昔は素直にそう思っていました）

…けど。

……一瞬で星史郎さんへ恋をしてしまった彼女。
それが…嫌なんじゃないかなーとか邪推するようになりました。
上手く言えないし、具体的には無いけど、
なんかこう…『嫉妬』っぽいものを昴流さんから感じるのは考え過ぎなのでしょうか。
きっちり記憶消してそうだなー…と思ったりするんです。

（でも後からちょいと後悔していそうでもある。天野さんとの会話のあたり）


暗殺現場を見た者は死ぬ運命、とか言いながら
結構曖昧なんだな、桜塚護といつも思ってしまいますが
…それでも。中でも昴流さんは特別っぽい。
（というか、いつでも殺せそうな気がします。星史郎さんなら）
それがなぜなのか、1999では分からないです。

むしろ北都ちゃんのことを気にかけているのかな？と思わなくもない。
（1999星ちゃんの「北都さん」という呼び方は好きです）

サウスの1999ビデオの紹介漫画を見ていると、
昴流さんが「僕は陰陽師ですが貴方への恨みは忘れられない」と言ってます。
…こんな台詞あったかな……（記憶が…）

気になるので、やっぱり家捜しして見なければ。
ビデオよりCDが好きだった14年前。
改めてビデオを見たらどんな感想になるのかな、という楽しみもあります。

1999の星史郎さんはとても冷たい人だけど、
昴流さんの顔色を気にしたり、命を大事にしろ（北都さんが護ったものだから、と）とか
すこーーし優しかったりする。
…こういうのって、離れられなくなるよなあ…と思ったりしました（苦笑）。

劇中２回ほど、昴流さんが星史郎さんのことを「桜塚」と言います。
なんか萌えるぞ…。

皇家では「桜塚護」「桜塚」と言う昴流さんが、
天野さんの前で「星史郎さん」と言ってしまう「1999を踏まえたＸ16巻以降」の妄想が
数ヶ月前から止まらなかったりします…。
1999昴流さんは美人というよりは男前だと思うんですよーぅ。
（東根作さんはかわいい系の方ですが。医龍３には出られるのかしら…？）