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取り散らかしておりますが、楽しんでいただければ幸いです。 アニメとか漫画について、だらだらとお話してます。

   
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「灰羽連盟」観終わった。
激しくネタバレするので、未視聴の方は続きを読んではいけまへん。
絵は…「そんなシーンなどない」なものなのですが一応。


最後まで観終わった。

最初の視聴時ほどの衝撃はないものの、レキ関係は胃の奥にずしっとくる。



よくもこれだけのことを13話にまとめあげちゃうもんだなー…と尊敬する。
そして、新海誠さん作品を思い出したりもしつつ、
ああこういう世の中で言う「セカイ系」っていうカテゴリの作品大好きだわ…としみじみ。

「自分が救われたかった」
「だから次に生まれてくる子に優しくしよう」
「そうすれば救われるかもしれない」
「賭けてみよう」

…悪いことだと思えない。

私がラッカだとしたら、「自分に救いを求めてくれたこと」に感謝こそすれ、
レキを憎んだり蔑んだりしない。

「赦す」ことは、他人にはできなくて、それは自分が自分にしなくてはならないこと。
だからこそ、人は「罪の輪」にとらわれ、一人では抜け出せなくなる。

『罪を知った人は、罪人ではない』

償えない罪などないのだ。たとえ誰かに許されなくても。

「優しい人であろう」としたレキは、それだけでもう「良い灰羽」だった。
自分の命を捨てるのは大きな罪。
繭の夢を思い出すというのは、その罪を知ること。
だから、罪人でなくなり、準備の出来た者が壁の向こうへと行けるのね。

壁の向こうは何処なんだろう。
生まれ変わる新しい世界なのだろうか。
クウはAngel Beats!の岩沢さんと少しイメージが被る。

自分の汚い部分をレキがラッカに言って、
ラッカが「知らなければレキのこと好きでいられたのに」と泣き、
それでもレキが自分に与えてくれたものの大きさを考え、
何より自分がレキを大好きで大事だということを思い、
どうすれば彼女を救えるかと強く立ち向かうところ…好きだなあと思う。
クウの旅立ちの時と対比させて、ラッカの成長が見える。

作中前半〜中盤のカラスの扱い方も上手いなあと思う。



人は「自分に優しくしてくれる人」が好きなのかな。
それだけではない…よね。


東Bで、昔から思うこと。
昴流は「自分に対して優しかった星史郎」が好きなのか、
自分を裏切ったり姉を殺したり(こう書くと本当に酷い人だな)した人であっても好きなのか。
前者だとしたら彼の本質ではないし、後者だとしたらどこが好きなの?!みたいな気持ちにもなる。
だから私が描く昴流はいつも悩んでいる人。つーか私が悩んでいる。
好きなのか憎んでるのか分からない。でもいつも思うのはその人のこと。
何か強い思いであることには間違いないのだけど、それが何なのか分からない。

「裏切られた」っていうのは、
「自分に都合の良い相手でなくなった」時に思うことなんじゃないでしょうか、
…っていうと酷過ぎますか。
(…そういうことを星史郎さんに言わせて昴流くんをいじめるとか酷いことを考えてしまうのですね…)

「赦す」というのは、おこがましいことだけど、
相手を大事に思う時に口には出せなくても伝えたくなる気持ちのように思う。
星史郎さんは北都ちゃんに赦されてるから、よく考えれば幸せだな…。


明けない夜も無いし、止まない雨も無い。
つらいことの次にはいいことがやってくるから。
(人間、死ぬ時にはプラスマイナスゼロ、ってのが私の持論です。因果応報とかね)

誰かが誰かを殺してはいけない。
その「誰か」には「自分」も入っているんだ。

作中ではっきりとは言われてないけど、灰羽は自殺者だよね…。
(分かりやすくヒントは散りばめられてると思う)
そこはAB!とは違うのね。
AB!は冒頭1〜2話でもう少し世界観を説明するべきだったかなあと思ったりしました。
せっかく音無という視聴者と同じ立場の部外者が主人公なのだから。
素材はいいんだけど、スパイスもいい感じなんだけど、何か勿体ない気がしてしまうんだ。

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